第34回企画展開催のお知らせ

日に日に涼しさを感じる季節となってまいりましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

奥の細道むすびの地記念館では、10月1日(土)より秋の企画展が始まります。

 

芭蕉は生涯にわたり4度、美濃国を訪れ、発句を35句ほど詠みました。その中で、行動の中心地となったのが大垣と岐阜です。

 

大垣は、大垣藩の城下町・美濃路の宿場町・揖斐川水系の湊町として栄えました。芭蕉は木因の招きに応じ、『野ざらし紀行』の旅で初めて大垣を訪れました。その際、旅の緊張感から解放された気持ちを句で表しています。『奥の細道』の旅では、大垣で如行や荊口らに出迎えられ、長旅の疲れを癒し、旅を締めくくりました。

 

岐阜は、長良川の物資輸送の中継基地として商人の交易で栄えました。『笈の小文』の旅を終えた芭蕉は、落梧の招きを受けて、一か月ほど滞在しました。この間、落梧や己百といった岐阜の俳人たちと、鵜飼見物を始め岐阜の風物を楽しみました。

 

第34回企画展では、芭蕉を通して、芭蕉と美濃の蕉門俳人との交遊について紹介します。ふるさと美濃を彩る俳人と芭蕉との交流に思いを馳せてみませんか。

 

展示名 第34回企画展 芭蕉と門人② ~芭蕉と美濃の蕉門俳人たち~

期 間 令和4年10月1日(土)~11月13日(日)

 

第34回企画展リーフレット

Copyright (C) The ground Memorial of narrow path end of the Ogaki-shi depths. All Rights Reserved.