みなさま、こんにちは。
昨日、第19回企画展関連講座が開催されました。
晴天にめぐまれ、非常に多くのお客様においでいただきました。
ありがとうございました。
講師の加藤定彦先生には、江戸時代の「やつし」という文化についてお話いただき、なかでも芭蕉が僧形で旅をしたことにはそういった文化的背景があったというお話が印象に残りました。
本日、5月1日(月)から本年度の「おおがき芭蕉先賢大学」の申込を開始いたしました。多彩なラインナップとなっておりますので、みなさまふるってご応募ください。今回のチラシの背景には短冊のデザインを用いていますので、お手にとっていただけると幸いです。
おかげさまをもちまして第19回企画展はご好評をいただいております。
地元のお客さま、遠方からお越しのお客さま、さらに研究者の先生方にも多数ご来館いただいております。
ご来館いただいた先生のおひとりに「芭蕉の人柄が感じられる展示だ」と言っていただき、担当学芸員として、とても嬉しく思っているところです。
今回、ぜひみていただきたい展示資料の一つに芭蕉が点を施した「有難や」点巻断簡がございます。展示資料をとくご覧いただくと、芭蕉が当時使用した印記がうっすら見えます。姓名印である「松印桃青」と、字号印である「素宣」の朱印をぜひ展示室でご確認ください。この印記も年代を判断する一つの基準となっています。
企画展の会期は5月14日(日)までとなります。
展示替えもしておりますので、すでにお越しの方も是非ご来館くださいませ。
お待ち申し上げます。