心地のよい季節になってまいりましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
奥の細道むすびの地記念館では、10月7日(土)より秋の企画展が始まります。
今回の企画展では、古くから人々に親しまれてきた月を愛でる文化について、江戸時代の俳人たちの作品やゆかりの資料を通して紹介します。
月見が秋の楽しみとされているように、月は私たちにとって馴染み深い存在です。「雪月花」・「花鳥風月」など四季の風景・自然の美しさを表す言葉は、月が古くから人々に親しまれてきたことをうかがわせます。
江戸時代に多くの人々が親しんだ俳諧においても、月は特に秋を代表する景物の一つとして大切にされてきました。そして、俳人たちは、名所・旧跡を訪れたり、宴席を催したりしながら、月を愛でる句を数多く残しています。
今回は、芭蕉やその後の時代に活躍した俳人たちが残した和本や直筆の俳諧作品など、普段ご覧いただけない資料を展示します。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
展示名 第37回企画展 月を愛でる俳人たち
期 間 令和5年10月7日(土)~11月19日(日)