第22回企画展みどころ(その1)

春風に誘われて外出の機会も多くなりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。春の企画展の開場から、2週間が経ちました。

ここで、今回の企画展のみどころを、ひとつ紹介させていただきます。『笈の小文』の旅の途中、芭蕉は、弟子の杜国に会うため、愛知県の渥美半島の伊良湖崎を目指して歩みを進めました。

現在、その際に詠んだ句をしたためた芭蕉の真筆作品は、3点、確認されています。今回、その3点全てを、展示させていただいております。それらの作品からは、芭蕉が道中で経験した旅のつらさや杜国と再会できた喜びようを、ありありと見て取ることが出来ます。ぜひ、そうした芭蕉の思いを感じていただければと思います。

なお、本日は春の芭蕉祭のため、施設の無料解放日となっております。よろしければ、記念館に足をお運びください。

「鷹ひとつ見付けてうれし伊良湖崎」の句を刻んだ芭蕉翁之碑(現・愛知県田原市伊良湖町)

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