企画展関連講座の終了とおおがき芭蕉大学・先賢大学のご案内

新緑が目にまぶしい季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
先週日曜日に、第22回企画展関連講座が開催されました。遠方からも多くの方にご参加いただきました。まことにありがとうございました。

 

講師の山本祐子先生には、「名古屋で芭蕉と出会う」というテーマでご講演をいただきました。

名古屋周辺地域には、芭蕉と巻いた歌仙をすぐさま『冬の日』として刊行した名古屋の山本荷兮(やまもとかけい)・坪井杜国(つぼいとこく)や、芭蕉愛用の笈(おい)を譲り受けた熱田の林桐葉(はやしとうよう)、芭蕉往来の途次ごとに滞在を願って指導を受けた鳴海の下里知足(しもざとちそく)など、芭蕉を慕い蕉風を振興しようとした熱心な門人が多くいたことがわかりました。

 

その結果、日本で最初の芭蕉供養塔があったり、日本で最初の芭蕉句碑があったりするなど、後世にも、芭蕉を敬う人びとが多かったことがわかりました。

千鳥塚(現・名古屋市緑区)

「蕉風発祥の地」といわれる名古屋、芭蕉が生まれた伊賀上野、そして「『奥の細道』むすびの地」大垣、あらためて芭蕉と東海地方との縁の深さを感じる内容でした。

 

さて5月1日から、おおがき芭蕉大学・先賢大学の参加募集が始まりました。今年度もたくさんの先生方に、芭蕉や大垣の歴史にかんして魅力的なお話をしていただけるものと感じております。ご興味のある方は、ぜひお申込み下さい。

平成30年度おおがき芭蕉大学・先賢大学案内チラシ

春の企画展も会期が残り1週間となりました。5月12日(土)・13日(日)は大垣まつりが開催され、入館料が半額となります。

まだ第22回企画展をご覧になられていない方は、ぜひ一度当館までおこしくださいませ。

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