暑い日が続いておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
奥の細道むすびの地記念館では、7月14日(土)より夏の企画展が始まります。
今回の企画展では、市内曽根町出身の梁川紅蘭を取り上げます。
「星巌の奥さんだよね??」と思われる方が少なくないかもしれません。
紅蘭さんというと、どこか夫の星巌さんの陰に隠れた印象ですが、実は幕末・維新期には、同じく市内藤江町出身の江馬細香さんと並んで、当時を代表する女性画家の一人としてとても有名だったのです。
そうした紅蘭さんの生涯を、その華麗なる作品やゆかりの資料を交えながらご紹介しようというのが、今回の企画展です。「梁川星巌の妻」としてではなく、一人の自立した画家としての姿を感じていただきたいと思います。
紅蘭さんが単独で取り上げられたことは、これまでほとんどありませんでしたので、この機会にぜひご友人やご家族もお誘い合わせの上、ご来場ください。
展示名 第23回企画展 梁川紅蘭 ~女流文人画家の華麗なる世界~
期 間 平成30年7月14日(土)~平成30年8月26日(日)
おやおや、紅蘭さんの下唇、緑色ですね。
「化政文化」という言葉で知られる文化・文政年間(1804~30)に、遊女や御殿女中、身分の高い女性たちの間で流行ったお化粧です。
若い頃の紅蘭さんも流行には敏感だったのでしょうかね。
さらに、チラシの裏面に「琴」の写真がありますね。
これは、「こと」ではなく「きん」と読みます。
紅蘭さん、絵だけではなく、詩もできて、琴もできて、スーパーウーマンですね。