第24回企画展開催のお知らせ

天高く馬肥ゆる秋、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

奥の細道むすびの地記念館では、9月29日(土)より、秋の企画展が始まります。

 

今回の企画展では、連句や書簡を通じて親交を深めた芭蕉と大垣俳人との関係について取り上げます。 

 

大垣は、美濃路と水門川が交差する水陸交通の衝(ようしょう)として発展し、人・経済・文化の交流が盛んなまちでした。そうした背景のもと俳諧文化が醸成(じょうせい)され、江戸以外で早い時期から芭蕉に心を寄せる俳人が多くあらわれました。その結果、芭蕉にとって大垣は、『野ざらし紀行』の旅で安息の地となり、『奥の細道』の旅で「むすびの地」となるなど、心休まる場所でした。

今回は、そうした芭蕉と大垣俳人との親交を示す作品として、芭蕉が『奥の細道』の旅で大垣船町の木因(たにぼくいん)の隠居所を訪れた際に詠んだ発句(ほっく)を書きつけた懐紙や、大垣城下の火事を見舞って芭蕉が如行(じょこう)に送った手紙、芭蕉を慕う大垣俳人たちの活動がわかる俳書・短冊などを中心に展示します。

 

さらに、新規収蔵の芭蕉の手紙を初公開します。これは、芭蕉が元禄3年(1690)5月、住庵(げんじゅうあん)に滞在していた時期に、大津の門人又七(乙州)に宛てて書いた手紙で、芭蕉の感情が率直に表れているものです。

 

 

いずれも各方面からお借りしてきた大変貴重な資料です。秋風そよぐ奥の細道むすびの地で、芭蕉と大垣の縁(えにし)を感じてみませんか。

展示名 第24回企画展 真筆にみる芭蕉と大垣

~重ねる交遊、深まる心へ~

期 間 平成30年9月29日(土)~11月11日(日)

 第24回企画展チラシ

 

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