第24回企画展みどころ(その2)

木々の葉が美しく色づく季節がやってまいりましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

奥の細道むすびの地記念館では、11月11日(日)まで芭蕉と大垣の俳人との親交について取り上げた企画展を開催中です。

 

今回の企画展の展示品の中から、ご来館の上、ご覧いただきたい作品を1点紹介いたします。

それは、「木因句文巻」(天理大学附属天理図書館蔵)に収められている谷木因(たに ぼくいん)の肖像画です。木因(1646~1735)は大垣船町の船問屋で、北村季吟(きたむら きぎん)を師としていました。早くから俳友として、芭蕉と親交を深め、大垣俳人の育成にも大きな役割を果たしました。芭蕉が『野ざらし紀行』の旅ではじめて大垣を訪れたのも、木因の招きによるものでした。芭蕉と大垣との関係を語るうえで外せない人物です。

そんな木因の肖像画が今回、展示されています。なお、「木因句文巻」の展示は10月28日(日)までです。

なお、明日は、芭蕉蛤塚忌全国俳句大会および国際俳句交流協会中部大会が、奥の細道むすびの地記念館と大垣市総合福祉会館で開催されます。記念講演もありますので、ご興味のある方はぜひお越しください。

芭蕉蛤塚忌全国俳句大会

 

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