第25回企画展開催のお知らせ

桜が開花し、心地の良い日が続いておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 

奥の細道むすびの地記念館では、3月30日(土)より春の企画展が始まります。

 

今年はなんと『奥の細道』の旅から330年の節目の年にあたります。

そこで、今回の企画展では、『奥の細道』の旅の旅立ちを取り上げます。

 

『奥の細道』というと、「月日は百代の過客にして…」で始まる書き出しが有名ですね。

この冒頭から旅立ちにかけての場面を読んでみると、主人公が旅への思いを募らせて落ち着かない様子や、親しい人々との別れを惜しむ姿が描き出されています。

こうした描写は、実は作者である芭蕉の実体験が踏まえられているのです。

 

芭蕉は、元禄2年(1689)正月を迎えた頃から『奥の細道』の旅への思いを募らせていきます。

そして、親しい門人らに旅の予定や思いを述べた手紙を送ったり、江戸の門人らと別れを惜しんで句会を催したりしながら、旅立ちに向けた準備を進めていきます。

そうした旅立ち直前の芭蕉の様子や旅に込めた思いを、芭蕉の真筆などを通じて紹介しようというのが、今回の企画展です。

 

今回は、大垣での展示は初めての芭蕉の作品もありますので、この機会にぜひご友人やご家族もお誘い合わせの上、ご来場ください。

 

展示名 第25回企画展 芭蕉の真筆でたどる『奥の細道』⑥

            ~片雲の風に誘われて 旅立ち前夜~

期 間 平成31年3月30日(土)~5月12日(日)

第25回企画展チラシ

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