第26回企画展開催のお知らせ

夏の日差しが待ち遠しい今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

奥の細道むすびの地記念館では、7月20日(土)より9月1日(日)まで、第26回企画展「博士のまち・大垣④ 鉄道敷設の大家で橋梁学の工学博士・那波光雄」を開催いたします。

 

国土面積の約7割が山地を占め、3万を超す川が流れる日本では、「トンネル」や「橋梁」の建設が不可欠です。鉄道網拡張のための土木工事は、「文明開化」や「富国強兵」を掲げる明治政府にとって一大事業でした。そうした中で、明治中期から大正期にかけて、それまで海外技術に頼っていた鉄道橋梁の設計技術の国産化に力を尽くしたのが、大垣出身の工学博士・那波光雄(なわみつお)です。

 

那波は、関西鉄道(かんせいてつどう)揖斐川橋梁や木津川橋梁で橋梁の設計と工事監督を務めました。大分の日豊本線(にっぽうほんせん)では、デリック・クレーンを使用した橋梁架設工事の機械化に取り組みました。また、科学知識の普及を目指して鉄道博物館の開館にも尽力しました。

 

今年は那波光雄生誕150年の節目にあたります。那波が、設計・工事を担当した関西本線揖斐川橋梁や木津川橋梁、日豊本線で橋梁建設に使用したデリック・クレーンに関する資料、その他、那波の足跡や、ゆかりの人物たちとの交流を示す資料などを展示しています。

 

いずれも各方面からお借りしてきた大変貴重な資料です。この企画展をご覧いただければ、大垣が生んだ鉄道界の重鎮那波光雄の功績を知っていただけるものと存じます。夏休みのお出かけに記念館まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

展示名:第26回企画展 博士のまち・大垣④ 

鉄道敷設の大家で橋梁学の工学博士・那波光雄

開催期間:令和元年7月20日(土)~9月1日(日)

会場:奥の細道むすびの地記念館 1階 企画展示室

第26回企画展チラシ

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